種子島アサギマダラ マーキング同好会へようこそ!

 

 アサギマダラは日本で唯一、長距離の「渡り」をするチョウとして知られています。

「渡り」をするチョウとして知られるようになったのは、 1981年 本同好会の尾形会長らがマーキングし、

種子島から飛びたった蝶が、遠く離れた福島県と三重県で見つかったことがはじまりです。

 

それまで、アサギマダラは各地でキジョランを食べて越冬するとされていました。

しかし、春と秋に突然大群で現れたと思えば、しばらくすると姿を消し、食草に卵も幼虫も見られないことから

長距離的な移動をするのではないかという考えに至ったのです。

 

そこで行われたのが「マーキング」という調査方法です。

捕獲したチョウの翅に油性ペンで地名・捕獲者・通し番号などを記し再捕獲されることを願って放しました。

マーク蝶の再捕獲により、春と秋に大移動が立証されたのです。

 

 それ以降、アサギマダラのマーキング調査には、子どもから大人まで、多くの方々が参加されています。

小学校などの総合学習として取り組んで下さっているところもありますし、

個人的に参加してくれている頼もしい子供たちもいます。

また、たまたまマークのついたアサギマダラを見つけてくれることもあります。

  子供たちの活躍によって得られた貴重な記録も多くあり、 新しく調査に参加される方も着実に増えてきています。

 

しかしながら、何によって触発され、なぜ季節移動を行うのか、

小さな体でどうやって進行方向を定め海をも越えるのか、などなど、いまだたくさんの謎に包まれたままです。

 

マーキング調査の輪は日本だけでなく、台湾や韓国など、海外へも広がっています。

あなたもマーキング調査で謎多きアサギマダラの軌跡を辿ってみませんか?

 

 

― 種子島アサギマダラマーキング同好会の活動内容・目的 ― 

 

★種子島内でマーキング及び再捕獲したアサギマダラについて、インターネットやパソコン通信などを通じて、種子島でのアサギマダラの移動調査に関する情報提供を行い、一般の人々のアサギマダラのマーキング調査への参加を促進する。

 

★種子島内でのマーキング情報を収集、管理することによって、種子島でのマーキング調査をサポートしたり、マークしたアサギマダラが再捕獲された場合に「いつ、どこで、誰がマークした個体か」ということがすぐに分かるようにする。

 

 

皆様の参加を心待ちにしております(●^v^●)

 

⇒もっとアサギマダラを知ろう!  マーキングに挑戦しよう!  ⇒マーキングデータを見る